【シャボン玉】ホウ砂を使ったシャボン玉実験7

8/16(日)9:15~11:30頃。
前回(【シャボン玉】ホウ砂を使ったシャボン玉実験6 - なにかのさしすせそ)との変更点は【作る液の量を1.5倍にした】こと。

シャボン玉液の作成レポート

1.水の投入
水を1200cc投入。


2.洗濯のり投入
水400ccと洗濯のり600ccをかき混ぜたのち投入。その後水200ccをさらに投入。(使っている計量カップが1000ccのため2回に分けた)1.と合わせた液をさらに淀みが無くなるまでかき混ぜる。


3.台所用洗剤投入
台所用洗剤300ccと水300ccを混ぜた液体を投入。2.と同様に淀みが無くなるまでかき混ぜる。


4.水投入
水の量を2400ccにしたいので300cc投入。かき混ぜる。


5.ホウ砂水溶液投入
水450ccにホウ砂6gを結晶が無くなるまで溶かしたのち一気に投入。前回よりも粘りが出た。比率は同じはずなのになぜ?前回が軽く糸を引く粘りだったのに対し、今回は掬うと軽く膜ができるほどの粘り。粘りが強すぎるとシャボン玉ができないことがあるため水を加えようかと思ったが、現地でできなかった時に投入すればよいかと考えそのままやってみることにした。

完成した液

※【】内の数値は比率
・【9.5】水道水 2850cc
・【2】 洗濯のり(PVA)600cc
・【1】 台所用洗剤(チャーミー泡のチカラ 150cc Magica 150cc) 300cc
・ホウ砂 6g

シャボン玉実施

粘り気が強かったがシャボン玉は問題無く作ることができた。伸びも良し。色も結構きれいに出てたように思う。しかしやっていくにつれてシャボン玉が出来なくなっていく。液を1/3ほど消費したところでほとんど出来なくなる。よく観察してみると、使っていくうちに粘りが増してきている様なのだ。

とりあえず水を150ccほど足してみると今度はほとんど粘りが無くなりサラサラに。50ccずつくらいで入れていけばよかったと反省。化学反応を使って粘りを出しているため、量の調整はかなりシビアなのかもしれない。

サラサラになってしまい性能の低下が危惧されたが、さすがに伸び等落ちた性能はあるものの思ったよりは無いように感じた。少なくともホウ砂無しに比べると圧倒的な性能。むしろサラサラになって「連玉も問題無く出来るようになる」「液が切りやすくなるため液の消費量が抑えられる」などメリットも出た。

液が少なくなってくるとまた粘りが出てきて伸びが強くなってきた。まっすぐな風がそこそこあったので今までで一番長いシャボン玉が出来た気がする。

なかなかいいシャボン玉だったが、今回気になるのは「同じ比率でシャボン玉液を作った(はず)なのに、なぜ液の粘り具合が異なるのか?」という点。文中で考察したように「液の配合比率がとてもシビアである」という事なのかそれとも他の要因があるのか。性能の振れ幅がある、言い換えれば使ってみるまで良いか分からないシャボン玉液は実際使い物にならない。確実な再現性を出せるように色々実験を重ねていきたい。


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