最近のシャボン玉液づくり

以前書いた記事から色々変わってきているのでメモ。

※以前書いた記事:1年くらい大きいシャボン玉とかをやってきた私がおススメのシャボン玉液の作り方を教える - なにかのさしすせそ


1.基本液

●水【8】
●洗濯のり【1.5】
●台所用洗剤【0.85】

台所用洗剤は以前と変わらず「チャーミーMagica フレッシュピンクベリーの香り」。以前の記事の構成より全体的に薄くなっている。薄くした理由は 秋ごろからシャボン玉が割れた時に糸が出るようになったから。寒さや乾燥の影響?粘りの糸がでて人にくっつきかねないので、糸が出なくなるまでどんどん洗濯のりを減らしていった。

洗濯のり【1.5】は糸も出ないし、性能も気になるところはない。大玉ができにくい気がしなくもないが許容範囲。シャボン玉の出来をよくするために洗濯のりの比率を上げていったはずだが、なんで半分に減らしても問題ないのか謎。もしかしたら夏に近付くにつれてシャボン玉が割れやすくなるかもしれないけど そうなったらまた比率を増やしていけばいいだろう。

材料を減らすのは「安全」というキーワードからもやりたいことだった。見る人も増えたので そういった面もきちんと考えていく必要があると思っている。台所用洗剤もシャボン玉の出来に影響が出ない線を確かめながら少し減らしてみた。厳密に実験しているわけではないので もっと減らせるかも。

※2017/08/16 追記
6月あたりからシャボン玉の割れやすさを感じるようになってきたので、洗濯のり比率を【2】にしたところ改善した。日差しの強さが割れやすさの原因だろうか?糸も出ないためそのまま比率【2】を使い続けている。寒くなってくるとまた比率を落とす必要があるかな?網紐用液も同様に割れやすさを感じたため、洗濯のり・台所用洗剤共に【0.5】くらいの比率に調整している。

2.基本液 + 薄めたヒアルロン酸入り化粧水

●水【8】
●洗濯のり【1.5】
●台所用洗剤【0.85】
●薄めたヒアルロン酸入り化粧水 【0.1】

薄めたヒアルロン酸入り化粧水とは、もともとの1パック(170ml)を 500mlになるよう水で薄めたもの。これまでは原液を 最後の液補充時のみ使っていた。毎回使わないのは費用面の問題があったからだが、なんとか普段使いできないものかなと思って薄めて使ったところ 結構いい気がしたのでこのまましばらくやってみようと思っている。

はじめの液作成では基本液を、以降の液作成はこの配合を、最後の液補充では次に紹介する液の配合を使う。はじめ基本液でいくのは 節約の意味もあるが、メインは比較のため。まだこの薄めた化粧水を入れた配合の効果がはっきりしないため検証の意図で行っている。

3.基本液 + ヒアルロン酸入り化粧水

●水【8】
●洗濯のり【1.5】
●台所用洗剤【0.85】
●ヒアルロン酸入り化粧水 【0.1】

基本液にヒアルロン酸入り化粧水原液を配合。1.~3.の液まで、基本1セット 水【4000cc】で作っている。なので洗濯のりは【750cc】台所用洗剤は【425cc】 そしてヒアルロン酸入り化粧水は【50cc】となる。

ヒアルロン酸入り化粧水を入れると「シャボン玉が多少大きくしやすくなる」「飛んだあとの持ちが多少良くなる」といった効果があるが、一番の狙いは「シャボン玉の出が良くなる」こと。一度液をつけた後 連続でシャボン玉が出る回数が多くなるのが一番の魅力。それは特に中玉7連や50連玉など 穴数の多い道具で特に力を発揮する。

「大きくしやすくなる」「持ちが良くなる」はもしかしたら気のせいレベルかもしれないが、「玉の出が良くなる」のは体感的に明らか。そしてそれは【0.1】といった少ない比率でも効果が出る。

はじめにヒアルロン酸入り化粧水を試したときは 1セットで1パック(170ml / 800円)を使っていたが 費用に見合った効果が出なかったのでお蔵入りしていた。しかし 玉の出が良くなる効果の発見 そしてそれが 約 1/3 の量(50ml / 270円くらい)で得られることから 採用を決めた。

実際にシャボン玉をやる際は液を切り替えると同時に 50連玉を *3本から *6本に増やす。シャボン玉が出る穴の量は単純に2倍だが、液の強化と夕方頃の日が落ちてきてシャボン玉ができやすくなる効果も加わって シャボン玉の射出量は2.5倍~3倍程になる。


4.網紐用液

●水【8】
●洗濯のり【0.4】
●台所用洗剤【0.4】

4種類目は 網紐専用液。網から出るあわあわは高密度のため あたるとかなりの量液が付く。そのため安全を考慮し 基本液よりかなり薄めに作ってある。薄い液だと大きいシャボン玉はできないが、小さめのシャボン玉の集合体ができる網紐は問題なく運用可能。

液の薄さは安全面に加え コスト面でも優れている。網紐は紐の面積が大きい分 液の消費量がものすごい。そのためあまり材料を使わずに済む液を別に作ったことは、継戦能力を格段に高めた。

網紐はコストが少なく済む上に、子供やギャラリーの反応も良いので かなり優秀な道具。でっかいシャボン玉を出す大玉、たくさんのシャボン玉を出す連玉 とは性質の全く異なるあわあわなシャボン玉ができるため レパートリーに加えるとシャボン玉の幅が広がるので非常にお勧めしたい。

※参考:網紐シャボン玉の作り方 - なにかのさしすせそ



以上。

今日のシャボン玉動画(2017/02/06~2017/02/12)

●2/6(月)

龍シャボン玉

確かに人の入るシャボン玉やるなら念のため防護服を用意できたほうがいいかもしれないな。下に敷いているのは新聞紙か。使い捨てになっちゃうだろうけど簡単に敷くもの用意するなら便利だな。シャボン膜が体のほうに近付いていっているのは単純に屋内でも少し風があるからかな?それとも他の要因?可能ならシャボン膜の中にしばらく入っていたいけど、体に当てずに維持するのは難しそうだ。



●2/7(火)

100ft long bubble

自分ならここからどうするかな。案1 横幅をもう少し大きくしてみる。前380cmって書いてあったと思うけど 500cmくらいいけないかな(重いか?)。案2 輪っかを分割してみる。この大きさで分割するとどうなるかな。とりあえず十字に4分割、良さそうならもう数分割してみるとか。案3 玉数を増やす。 横120cmの輪っかを30cm間隔くらいで3つ付けてみる。輪っかは普通でもいいけど 大きさ確保のため縦長にしてみても楽しそうだな。



●2/8(水)

Bubbles at Blissfields 2016

シャボン玉を出す方法としては「風に乗せる」「振る」「輪っかを広げたまま後ろに下がる」といったものがあるけど、風がない時にシャボン玉を出す方法である「輪っかを広げたまま後ろに下がる」って意外と教えないとできなかったりする。そのため風があまりない時人にやらせるのは面倒。多少の風があって広げれば勝手にシャボン玉が出てくれるくらいがちょうどいい。



●2/9(木)

Seifenblasenkünstler im Benrather Schlosspark

これ小さい玉出しているときの液は大きいのやっているときと同じものかな。小さい玉たくさん出すと大きい玉より避けづらくなる。あの粘りの液が当たるとなると大変。性能と安全性のバランスは考えていきたいところだ。



●2/10(金)

DIY Bubbles

水と洗剤を手でかき混ぜているけど、そうすると手の油で液の性能が劣化するのではないかと思っているんだがどうだろう。シャボン玉液をもっと研究するなら科学の知識が必要になってくるんだろうな。



●2/11(土)

Bubbles

これは失敗しているけど、シャボン玉が水面跳ねるの見るとけっこう感動するというかインパクトがある。大きいシャボン玉より小さいシャボン玉のほうが成功しやすいね。



●2/12(日)

【悲劇】最強のシャボン玉マシーンを作った結果、、

ハンガーで作った輪っかで大きいシャボン玉 と 扇風機を使ってたくさんのシャボン玉を作ろうとしている。大きいシャボン玉の液は市販の液?市販の液は安全性を重視しているため巨大シャボン玉は作りにくい。調べればシャボン玉液のレシピは出てくるので自分で作ったほうがいいだろう。あと可能なら輪っかは ハンガー裸よりモールとかタコ糸とか包帯とか液を吸う素材でコーティングしたほうが良い。扇風機でのシャボン玉は思ったよりもできていた。ただカバーに液をつけるだけじゃなくひと手間加えれば化けそう。



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シャボン玉装備の紹介

記事公開時点(2017/02/05)での、シャボン玉しに出かける際の装備を記録としてまとめておく。

シャボン玉を作る道具

●大玉 :紐、園芸用支柱180cm * 2
●中玉7連:紐 * 3、園芸用支柱180cm * 2
●網紐 :紐 * 2、園芸用支柱180cm * 2
●大玉3連:紐、園芸用支柱180cm * 2
●縦分割:紐、園芸用支柱180cm * 2
●50連玉:紐 * 6、園芸用支柱180cm * 2、強化園芸用支柱180cm(園芸用支柱180cm2本と120cmを束ねて1本にしたもの) * 2 →50連玉は最後の1~2時間のみ *6本使う、それまでは *3本使用  

容器類

●バケツ6.5L (http://www.cainz.com/shop/g/g4936695780629/) * 6
●広口バケツ9.5L (http://www.cainz.com/shop/g/g4936695780605/) * 3

液を作るための道具

●計量カップ500cc
●計量カップ1000cc
●菜箸(かき混ぜ用)
●灰汁取り(泡取り用)

液の材料

●洗濯のり750ml * 7(その日のシャボン玉時間に応じて変動あり)
●台所用洗剤(Magica フレッシュピンクベリーの香り)1000ml * 3 (その日のシャボン玉時間に応じて変動あり)
●極潤 ヒアルロン液170ml
●極潤 ヒアルロン液170ml を3倍くらいに薄めた液
●水道水5L * 4~6(シャボン玉液作る用)→持ち運びはキャンプ用などの水タンク(こういうやつ http://amzn.asia/gQLUwjV
●水道水10L (掃除用)→持ち運びはキャンプ用などの水タンク(こういうやつ http://amzn.asia/18tSlQ5

場を作る道具

●ブルーシート 1.8m*1.8m (地面に液をこぼさないようにするため)
●バスタオル 6枚 (ブルーシートから液がこぼれ落ちないようにするため)
●ブルーシート 2.7m*2.7m(上記のさらに保険 ただしまだ使ったことはない)
●標識ロープ 20m (ブルーシートの周りを囲んで 進入禁止領域を作る)

輸送道具

●リュックサック (上記道具・材料の一部と 道具の応急修理用具を入れる)
●カート (大量の道具を遠くまで運ぶには必須 http://amzn.asia/3BkHq2C)

その他

●飲み物 (今の時期だと500ml*2本、夏場は2L*1本 + 500ml*1本以上必要)
●食べ物 (カロリーメイトとかウィダーとか、すぐに食べられる昼ごはんとして)
●ハンカチ (手についた液を拭く、忘れると大変)
●タオル (汗拭き用、今の時期はなくてもよいが夏場は欲しい)


以上。上記材料で5~7時間はシャボン玉ができるかな。道具のローテーションの仕方によって液の消費量が変わるけど大体そんなもんだろう。

輸送能力が限界に近付いているので これ以上大幅に道具を増やすことは難しいかも。現在新しい道具を1種類増やそうとしており そのくらいなら大丈夫だが、もう一つ検討している人に遊ばせるための道具については微妙。そもそも今よりも準備・片付けが大変になって耐えきれるかどうかの問題も出てくる。

今後しばらくは規模の拡大より 規模を保ったまま効率化・省力化を図って行くほうがいいのかもしれない。